CASE STUDY


KFC(ケンタッキー・フライド・チキン)が、クロスチャネルマーケティングで収益を15%増加に成功
15% 収益の増加

課題


KFCは、未使用のモバイルクーポンを持つユーザーのコンバージョン(CV)を増やしたいと考えていました。

戦略


KFCは、BrazeキャンバスとIntelligence Suiteを取り入れ、企業とユーザーを繋げるデジタルチャネルを設計し、その結果ユーザーに最も適したメッセージの配信をテストするバリアント(新しい領域)を追加することができました。

成果


これにより、KFCは収益を15%増加することに成功しました。

今回は、KFCエクアドルでの事例をご紹介します。

KFCブランドは、おいしいフライドチキンの代名詞として、世界150カ国以上、22,000以上の店舗が展開されています。そのうちエクアドルでは、148店舗を展開し絶大な人気を誇る店舗となっています。

競争の激しいQSR(クイックサービスレストラン)市場で優位に立つために、KFCは、実際に店舗を訪れるまでの顧客エンゲージメントを向上させたいと考えていました。
そこで考えたのは、新しく顧客の行動を追跡する方法を見つけ、その顧客行動データをパーソナライズされたエンゲージメントキャンペーンに役立てるという計画でした。このデータにより、KFCは、ベンチマークを設定し、顧客生涯価値(LTV)や獲得単価(CPA)などのパフォーマンス指標を測定することで、貴重な洞察を得ることができました。

適切なチャネルとタイミングで配信するカスタマーメッセージ

KFCの100店舗はすでに大きな成功を収め、すでにKFCアプリと顧客アカウントのデータから、消費者行動を把握していました。しかし、同社マーケティングチームは、地域や人口によって異なる好みや傾向など、より掘り下げてターゲッティングを行った際に、あらゆるターゲットに対してどのプロモーションを活用すべきか、深く理解し把握することは難しいと感じていました。
そこで、より深く理解することを目的として、ユーザーがアプリをどのように利用しているか、ユーザーにアプローチする最適なチャネルは何か、どのメッセージがユーザーの心を打つのかなどを模索していくうちに、多くのユーザーがKFCアプリでクーポンをダウンロードしたにもかかわらず、それを利用していないことに気づきました。

KFCでは、未使用のクーポンの利用を促進するため、Braze Intelligence Suiteのインテリジェントタイミング機能と、Brazeキャンバスのカスタマージャーニーのテストおよび管理機能を使用して、無料配達や無料メニュー(ハンバーガーなど)などの特典(クーポン)提供の魅力をテストするキャンペーンを実施しました。KFCは、メールとプッシュ通知のどちらのメッセージにユーザーがより反応するかを比較するためにBrazeキャンバスを活用しました。また、インテリジェント・タイミングを活用して、各ユーザーごとにエンゲージメントの高い時間帯にメッセージを確実に受信するようにできるアウトリーチにより、高いカスタマーエンゲージメントを獲得することができました。

「Brazeは、ユーザーをより理解し、よりよいサービスを提供するために必要な答えを与えてくれます。店頭受け取りなどの新しいサービスを展開する際にも、マーケティングを改善するための多くのヒントを得ることができるようになりました。」


ステファン・ゴドイ氏
リージョナルマーケター - KFCエクアドル

KFCの成果:ユーザー属性をより深く理解し、売上を増加させた

Brazeキャンバスを使用することで、KFCは、新たなユーザー層を確立することができました。
また、ユーザー属性に合わせたメッセージを配信することで、未使用クーポンを持つユーザーを減らし、売上を15%増加させることに成功しました。

15% 収益の増加
15% Brazeに帰属する売上高

まとめ

ビジネスが地元のユーザーに依存している場合、マーケティングキャンペーンには独自の戦略が必要です。そのためテクノロジーを活用して、ユーザー属性に合わせた適切なチャネルと適切なタイミングで顧客にリーチできるようにする必要があります。KFCのようなQSR(クイックサービスレストラン)市場では、状況に応じたエンゲージメントが、この業界で求められる即時性と素早いコンバージョンサイクルにうまくマッチします。また、ユーザーの所在地×未使用のクーポンなど、他の要素を組み合わせることで、より精度の高いターゲティングが可能になります。