製品リリース
BrazeのFeature Flagsの活用で、Immobiliare.itがスピーディーに重要機能をリリース
消費者は、ブランドから受け取るメッセージから、アプリやウェブサイト内で使用する機能やコンテンツに至るまで、あらゆるインタラクションにおいてブランドとの体験がシームレスに感じられることを期待しています。しかし、一貫性のある体験を生み出すのは、特にそれを実現するために必要なチームやツールがサイロ化していたり、時間がかかったりする場合には、難しいものです。
うまくコラボレーションできていてかつ、アジャイル運用に適したツールを採用するチームは、顧客を何度もリピートさせることができる優位性があります。それを可能にする重要なツールの1つである Feature Flagsを活用することで、プロダクトチームやマーケティングチームはモバイルアプリやウェブサイトの機能を素早くONにし、テストし、最適化することが可能になります。Feature Flagsは、プラットフォームにおける機能のオン/オフスイッチだと考えてください: 新機能は、特定のユーザー向けにオン、バグが発見されたらオフ、そしてすべてのユーザー向けに準備が整ったらグローバルに展開することができます。
カスタマージャーニーにおけるFeature Flags
他の顧客エンゲージメント機能と組み合わせることでFeature Flagsは、製品へのシームレスなエンゲージメントを促進する強力なツールとなります。BrazeではFeature Flagsは、セグメンテーション、クロスチャネルメッセージング、およびテストツールと連動して機能するため、特定のオーディエンスに対して機能のオン/オフを切り替えることができます。このツールを使ってブランドは製品体験をパーソナライズし、メッセージングキャンペーンをコントロールすることで、機能の周知と採用を促進し、A/Bテストを実行して最も成果の高いバージョンの機能を決定することができます。
例えば、あるオンデマンドデリバリーブランドが、アプリ内に新しいロイヤリティリワードポータルを構築し、リリースの準備が整ったとします。Brazeでは、Feature Flagsを使用して、既存の「Loyalty Member」オーディエンスセグメント内のすべてのアプリユーザーに対して、ポイントポータルを有効にすることができます。その後、チームは同じセグメントに対して、ポータルが利用可能になったことを知らせるアプリ内メッセージを送信し、ポータル利用のメリットを訴求することができます。Feature Flags を使わない場合、このような調整された機能の立ち上げには、複数のチームと複数のシステムが必要だったかもしれません。今では、すべてのフロー全体がBrazeで調整されています。
Immobiliare.itがFeature Flagsを使用して、スピーディーかつ調整されたリリースを実行した方法
EUの不動産業界をリードするImmobiliare.itは、BrazeのFeature Flagsを使用して、古くからある製品のお問合せに答えています。 自社のアプリで構築した機能が、顧客の問題を本当に解決しているか知るために、製品チームはBrazeを使ってアプリの新機能「ダークモード」をリリースし、アプリ内のメッセージングチャネルを通じてユーザーのフィードバックを収集しました。
本リリースの前、Immobiliare.itチームは、利用者の特定のセグメントに対して機能を有効にすることができない機能管理プラットフォームを使用していました。そのため、何がシグナルで何がノイズなのかを判断できず、新機能の影響を理解することが困難でした。さらに、以前のプラットフォームでは、エンジニアリングチームによる手厚いサポートが必要だったため、製品チームが迅速に動くことが困難でした。
このような課題のため、製品チームはBrazeのFeature Flagsをテストすることを希望していました。すでにオーディエンスのセグメンテーションとクロスチャネルメッセージングにBrazeを使用しており、その両方をダークモードのリリースに取り入れたかったのです。さらに、新機能を立ち上げるのに、複数の人が複数のソリューションを管理するのではなく、1人の担当者と1つのプラットフォームのみで完了することができました。
Immobiliare.itチームは、アプリのダークモード機能の構築に時間とリソースを投資する前に、まず少人数のアプリユーザーでこの機能を検証したいと考えました。チームはまた、ユーザーがダークモードに満足しているかどうか、アプリのアクティビティが増加するかどうかを知りたかったのです。彼らは、最初のリリースで誰をターゲットにすべきかを把握していました: それは、Brazeプラットフォームを使って作成した「夜の時間帯に非常にアクティブな顧客層」です。
Immobiliare.itは新しいセグメントを使用し、機能をONにすると同時に関連するメッセージを配信することができました。まずFeature Flags機能を使って、そのセグメントのアプリユーザーにダークモードをオンにしました。次に、そのセグメントに対して新機能が利用可能であることを伝えるアプリ内メッセージキャンペーンを作成しすぐに送信しました。その2週間後、チームは同じくそのセグメントを対象としたアプリ内アンケートを開始し、ダークモードでの体験に関する定性的なフィードバックをユーザーから直接収集しました。機能ローンチのプロセス全体が一箇所で調整され、Immobiliare.itチームの時間とリソースが節約されました。
全体としてダークモードの実験はImmobiliare.itチームにとって成功でした。補完的な製品とメッセージングのワークフローを単一のプラットフォームにまとめることで、複雑さを解消したのです。実際Immobiliare.itは、新機能の立ち上げとプロモーションにかかる時間が50%短縮されたと述べています。キャンペーンのすべてのステップで同じオーディエンスセグメントを使用できるようになったことで、ダークモードにアクセスしたユーザーとそれに付随するメッセージを受け取ったユーザーとの間に矛盾が生じるリスクが減り、よりまとまりのある価値ある体験をサポートすることができました。
チームは、新機能を立ち上げる労力とリスクを大幅に削減できただけでなく、アプリのユーザーから直接貴重なインサイトを得ることができました。BrazeのFeature Flagsを使用する前は、プロダクトインサイトの分析に複数の担当者が関わり、少なくとも6週間かかっていました。このキャンペーンでは、一人のプロダクトマネージャーが、この新機能がどのように顧客の問題を解決するのかを理解し、全ユーザーに拡張するかどうかを決定するのにかかった時間はわずか2週間でした。インサイトが早ければPDCAサイクルも早くなり、製品チームはイノベーションに対してより俊敏なアプローチを取り入れることが可能になりました。
" BrazeのFeature Flagsを使うことで、キャンペーンの開発時間を50%短縮することができました。このツールのおかげで、ワンクリックで簡単に機能リリースと顧客メッセージのコントロールを行うことができ、セグメントターゲティングの矛盾のリスクを排除することができました。当社の製品チームは、Feature Flagsを使用して、貴重なインサイトを効率的かつ独自に収集することができ、お客様が期待するシームレスでパーソナライズされたエクスペリエンスを提供できるようになりました。"
-パオロ・サバティネッリ 氏
Immobiliare.it 最高製品責任者
結論
Immobiliare.itのキャンペーンが示すように、Feature Flagsは単に製品のロールアウトを管理するだけでなく、カスタマージャーニー全体の一部として活用することで、新機能の迅速なローンチ、製品体験のコントロール、アジャイル実験の実施、ローンチメッセージの配信などが可能になります。これにより、チームの作業効率が向上するだけでなく、顧客が期待するシームレスなエクスペリエンスを提供することが可能になります。
Feature Flagsの活用方法については、こちらをご覧ください。