製品リリース


2022年秋製品リリース:分析&レポート、オーディエンス管理、キャンペーン構築ツールを強化

Team Braze 作成者: Team Braze 2022/11/29

2022年の年末が近づいてきました!ホリデーシーズンはもうすぐです。マーケターの皆さんは、年末の繁忙期に向けて念入りに準備を整え、目標達成を目指していることでしょう。

ブランド企業にとって、年末年始の繫忙期は、マーケターとその戦略に注目が集まります。それに伴いユーザーにメッセージを送信する頻度や、ファーストパーティーデータ(自社で獲得した顧客データ)に基づいたキャンペーンの展開などが、いつも以上に重要になります。冬のホリデーシーズンを成功に導くのはただでさえ難しいことですが、ブランド企業がその後キャンペーンを振り返り、ネクストアクションとしてどのようなマーケティング活動を実施するのかも同じく重要になってきます。2022年秋にリリースされたBraze製品は、インサイトに満ちたレポートと分析機能、より精緻ななオーディエンス管理ツール、新しいキャンペーン構築機能によって、年末の目標達成をご支援いたします。

キャンペーンの作成とパフォーマンスを強化

夏の製品リリースでは、年末のマーケティング活動を成功に導くため、迅速かつ柔軟なワークフローツールを強化しました。今回は、新機能を拡張してマーケターのクリエイティビティと分析プロセスをより最適化できるよう、キャンペーン構築とそのパフォーマンスを向上させる機能強化を行っています。

  • 新しいアプリ内メッセージ用ドラッグ&ドロップエディタで、アプリ内メッセージを簡単に作成・カスタマイズ。これまでは、表現豊かなアプリ内&ブラウザ内メッセージを作成するには、HTMLの深い知識と経験が必要でした。しかし、Brazeの新しいアプリ内メッセージ用ドラッグ&ドロップエディタを使えば、もうそのような経験は不要になります。ドラッグ&ドロップで、コンテンツブロックを構成し、カスタムフォントのアップロード機能を含む一連のコード不要のスタイル設定オプションなどで、アプリ内やブラウザ内メッセージを簡単にカスタマイズできるようになりました。
  • キャンバスのバージョン管理機能で、スムーズなコラボレーションと、最高のユーザージャーニーを再現。特定のジャーニーがどのように変更されてきたのか、また誰がその変更に関与したのかといった重要な履歴情報を確認することができるようになりました。キャンバスの構成、ステップの設定、メッセージのクリエイティブなど、各バージョン毎の詳細な情報を把握することができます。キャンバスのバージョン管理機能を使えば、直感的で分かりやすい分析ビュー上で、各バージョンの効果を分析・比較することができ、ユーザージャーニーを最適化して、最高のプログラムを実現することができます。
  • ドラッグ&ドロップ メールエディタのプレビューでダークモードに対応。ドラッグ&ドロップメールエディタを使用して、端末側でダークモードに設定しているユーザーにメールがどのように表示されるかをプレビューで確認できるため、より信頼性高くメール配信を行うことができます。
  • パーソナライズバリアントでキャンペーンのコンバージョンを向上。A/Bテストは、最も効果的なメッセージを判断するのに役立ちますが、あるバージョンのメッセージがすべての顧客にとって本当に最適かどうかはわかりません。バージョンAを好む顧客が多かったとしても、バージョンBを好む少数の顧客がいるかもしれません。パーソナライズバリアントは、キャンペーンのA/Bテストを高度に最適化する新しい機能です。ひとりひとりの顧客の状態を考慮に入れ、それぞれの顧客が関心を持つ可能性が最も高いキャンペーンのバリアントを自動的に送信します。
  • キャンバスフローのウィニング・パス機能を使用して、ジャーニーを最適化。A/Bテストはキャンペーンだけのものではありません。実験パス機能を使用すれば、キャンバスフローのカスタマージャーニーのあらゆる時点で、A/Bテストが実行することが可能です。実験パス機能に新たに追加されたウィニング・パスオプションを使えば、最初のテストで効果的なパフォーマンスを示したパスに、自動的に顧客を誘導することができるようになります。

  • カタログセレクション機能でおすすめをカスタマイズ。カタログセレクション機能を使用して、特定の条件に合致する厳選された製品やサービスなどのグループを複数作成できます。既存のカタログデータと簡単なフィルターを使用して、カタログアイテムのグループを動的に作成できるため、それぞれの顧客に合わせてメッセージに追加してパーソナライズすることができます。例えば、あるエンターテインメント企業が、顧客にテレビ番組をおすすめするとします。この場合、個々の視聴者が最後に視聴した番組と同じカテゴリーで、評価の高い番組のセレクションを作成できます。個々の顧客のプロファイルに応じて、「4つ星のオフィスコメディー」や「5つ星のミステリー」をレコメンドすることが可能になります。また、カタログの新機能としてAPIエンドポイントが追加され、API経由でカタログを簡単に追加、編集、管理できるようになりました。

オーディエンスの最適化

年末繁忙期のマーケティング活動に向け、Brazeはより多くのオーディエンスに対して効果的で応答性の高いメッセージを送信する機能を強化しました。この新しい機能を使うことで、1対1のエンゲージメントから生まれる真のつながりを維持しながら、膨大な作業量と大規模なオーディエンスを迅速に処理することができるようになります。

  • マシンオープンセグメンテーション機能により、Appleユーザーに効果的にリーチ。Appleのメールプライバシー保護(MPP)機能がリリースされてから1年が経ちました。マーケターの皆さんは、すでにBrazeのマシンオープン機能で分析を強化していることと思います。現実よりも高い開封率や、キャンペーン視認性の低下といった問題を解決するために、Brazeはマシンオープンセグメンテーション機能を投入しました。これは、Apple iOS 15のマシンオープン機能をオンにしているユーザーを対象にターゲティングする新たな機能です。
  • HTMLプリファレンスセンター(受信設定機能)でリテンション戦略を強化。年末においては特にオーディエンスのリテンションが最も重要になってきます。ブランドにマッチした、顧客のニーズに応えるプリファレンスセンターは、あらゆるリテンション戦略にとって非常に重要です。今回のアップデートでは、REST APIエンドポイント経由でプリファレンスセンターのページを開くことができるようになり、柔軟性が高くて強力な、ブランドイメージに合ったプリファレンスセンターを自由に構築できるようになりました。
  • リンク短縮機能で効果的に顧客をリターゲティング:ユーザー単位でのクリックトラッキング機能。Brazeは継続的にSMSリンク短縮機能を改良しています。「SMSクリック済み」イベントは、これまで集計したクリック数を記録していましたが、ユーザー単位でクリック数を記録できるようになりました。セグメントフィルターを使用すれば、このイベントを活用して、ユーザーがSMSメッセージのリンクにどうアクセスしたのかという実績に基づいて、より細かく顧客をリターゲティングすることができます。
  • メッセージング履歴でユーザー/メッセージのインタラクションを明確化。メッセージング履歴によって、配信頻度の上限設定や、メッセージの中断など、個人のメッセージ受信を妨げている要因をあぶり出します。これにより、自信をもってメッセージを配信できるようになり、意図したとおりにメッセージが受信されるように最適化したり調整できるようになります。

レポートおよび分析の新機能と既存機能の強化

2023年に向けた戦略をすでに立てている場合でも、翌月以降に戦術的なシフトを行う場合でも、レポートと分析はタイムリーかつ正確であることが極めて重要です。賢明な選択をするためには、カスタマーエンゲージメントの効果を効率的に測定するための、スマートなインサイトを活用する必要があります。Brazeの新しいレポートおよび分析機能は、お客様が簡単にデータにアクセスし、データに基づいて決断できるように設計されています。

  • アップデートされたヒートマップ機能でクリック数を明確化。Brazeを使用して多数のメールを送信しているお客様なら、ヒートマップ機能をご存じかと思います。今回のリリースでは、この人気機能をさらに拡張し、マーケターがメールリンクのパフォーマンスを把握して、最適化できるようになりました。
  • SMSパフォーマンスレポートダッシュボードによるより深いインサイト。SMSキャンペーンの効果をより深く理解することは、より良い意思決定と最適化を意味します。新しいSMSパフォーマンスレポートダッシュボードでは、キャンペーンとキャンバスの両方で集計した指標を使用し、SMSチャネルのパフォーマンス全体をBrazeのダッシュボードで見ることができます。ある期間中のSMSチャネルのパフォーマンスを確認することや、SMSメッセージのサブセットデータをタグ、キャンバス、キャンペーンごとにドリルダウンして確認することもできます。
  • Snowflakeのリーダー(読み取り専用)アカウントにより、ブランド独自のインスタンスを構築することなくBrazeからデータをシームレスに共有。この新機能により、Brazeのお客様は統合されたBrazeのデータにすぐにアクセスすることができるようになり、メンテナンスも不要です。BrazeのSnowflakeデータシェアリング製品と同様に、Brazeもデータを「共有」しますが、クライアントのSnowflakeアカウントではなく、Brazeが所有するリーダー(読み取り専用)アカウントで共有します。Brazeから受け取るメッセージングやユーザー行動などのイベントレベルのデータはすべて、リーダーアカウント内で操作することができます。追加のライセンス料を支払ったり、新しく堅牢なETLプロセスを構築する必要はありません。データへアクセスする際にクエリを実行するだけで、効果的なカスタマーエンゲージメントに必要な、キャンペーンの詳細なインサイトを得ることができます。
  • コンバージョンダッシュボードで、包括的なエンゲージメント戦略の有効性を分析。ブランドのキャンペーンとキャンバスがどのように連携し、顧客のコンバージョンを促進しているかを集約して表示します。断片的なレポートを排除して、全体像を把握することができます。ダッシュボードに備わった、すぐに使えるフィルタリングオプションで、エンゲージメント戦略を総合的に評価し、望ましい成果を導くための成功要因を把握することができます。

Brazeの利用に関して技術的な詳細情報をお探しですか?新しくなったBraze開発者コミュニティに参加すれば、Brazeを使用している他の開発者とつながったり、他の開発者から学んだり、インスピレーションを得ることができます。

最後に

今日、あらゆる規模の企業が、カスタマーエンゲージメントのパーソナライゼーションを限界まで推し進めようとしています。パーソナライゼーションは、競争が激化し不確実性が増す市場において、関連性と競争力を維持しようとする企業にとっては、「あればよいもの」から「必要不可欠なもの」へと変化しています。当初はブランドの製品が顧客をひきつけたかもしれません。しかし今日の企業は、マクロ経済的な課題が山積している状況をよそに、顧客とのエンゲージメントを保ちながらも、いかにして製品やサービスの更新、サブスクリプション、購入に導くのかという課題に継続的に取り組んでいます。今回のBraze製品のアップデートは、コンテキストに応じて差別化されたエンゲージメントへの新たな道筋を提供することで、このような課題を軽減することを目的としています。

答えは簡単です。適切にデータを取得し、スマートオーディエンスを迅速に構築して、魅力的な最新のキャンペーンで顧客と繋がることです。しかし、これは口で言うほど簡単なことではありません。Brazeが自社製品にイノベーションを取り込み続け、すぐに実行できる指標、効率的なワークフロー、LTVの高いオーディエンスを基礎とした顧客中心のアプローチを常に考えているのは、そのためです。マーケティングにパーソナライゼーションを導入する方法の詳細については、スマートセグメンテーション、効果的なキャンペーンオーケストレーションデータ視覚化に関する当社の資料をご覧ください。

Brazeの製品についてさらに詳しく知りたい方は、リリースしたばかりのBrazeクラウドデータ取り込み(Cloud Data Ingestions)機能をご覧ください。ブランド企業がスピーディーかつフレキシブルにデータウェアハウスから情報を収集して処理し、その価値を解き放つことができるよう設計されたソリューションです。


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