CASE STUDY


アイスタイル、Braze活用で顧客体験を向上。1年間で700の施策を実施し、購買率200%
200% 特定ユーザーの購買率

課題


アイスタイルが運営する@cosmeは、美容に関わるデータを扱い、コスメ・化粧品・美容の総合情報サイトをはじめ、メディア・EC・店舗事業を手掛けており、様々なチャネルから流入してくるがゆえ、全ユーザーに対し一律の情報が発信されることに課題を感じていました。

戦略


ユーザーが分断している課題に対し、アプリを軸としたマーケティング戦略を行い、「ゴールデンルート」と呼ばれるカスタマージャーニーに沿って施策を設計しました。「ゴールデンルートは仮説であり、Brazeを活用してその仮説が正しいかどうかの検証を繰り返しました。

成果


Brazeを活用し1年で700本の施策を行い、顧客体験を向上させた結果、短期間で月間アプリダウンロード数210%、特定ユーザーの購買率が200%向上しました。

今回は、株式会社アイスタイルのBraze導入事例をご紹介します。

アイスタイルは、「Beautyの世界をアップデートしながら、多くの人を幸せにしよう」をミッションに、生活者を軸とするマーケットの創造を目指しています。アイスタイルが運営している @cosme は日本最大級の美容系総合ポータルサイトで、20代~30代の女性を中心に高い人気を集めており、サイトの月間利用者数は1,650万人にのぼります。

メディア、店舗、ECサイトなど、様々なサービスを展開している @cosme ですが、「サービスが多様化し、ユーザーが分断されてしまう」ことを課題としていました。お客様の入口は多岐に渡るため、それぞれの出会い方・使い方に合わせたコミュニケーションが必要です。しかし、全ユーザーに対し一律の情報が発信されているのが現状でした。そこで導入したのがBraze です。「世界最高水準の顧客体験」を目指すために、「ユーザーのアクションをトリガーとしたCRM」と「ユーザーの属性と行動に基づいた情報発信」の2つを目標に定め、施策を行いました。


Brazeの活用事例

手軽なABテストとコーディングいらずの施策で、月間のダウンロード数が210%に向上

@cosmeは、様々なチャネルから流入したユーザーを繋ぐハブとしてアプリを位置付けています。このアプリのダウンロード数・利用者数をさらに伸ばしていくためにBrazeを活用しました。アプリダウンロードの訴求を、トップページに大きくバナーを掲載する形からポップアップの表示に変更したところ、月間のダウンロード数が210%に向上しました。

1年間で700の施策を実施

Braze キャンバスを使うと、エンジニアへの依頼やコーディング作業を必要とせずシナリオを設計することができます。シナリオの分岐も簡単に行うことができるため、配信する内容をチャネルごとのお客様の興味関心に合わせて設定することができます。長期の施策の場合は、コンバージョンの高いクリエイティブに自動で寄せていく機能があったり、施策の検証も手軽に行うことができるため、PDCAサイクルを迅速に回すことができます。

特定のユーザーにプッシュし、購買率を200%向上

オンボーディング・休眠対策・アクション強化の施策として、特定の商品をLikeした人にのみ、お得な情報を届けました。詳細なセグメント設定が可能かつ、特定ブランドの商品に掲出できるため、どのチャネルだと効果的に届きやすいかを、その場で確認しながら施策を組み立てていくことができました。その結果、購買率が200%まで向上しました。

購買UU 110%まで上昇

「@cosme BEAUTY DAY」というイベントにフォーカスした施策を実施しました。具体的には同キャンペーン期間中、ECサイトの@cosme SHOPPINGで取り扱いがある商品に対し、@cosme BEAUTY DAYのバナーを表示するというものです。@cosmeには数多くの商品があるため、その中でも@cosme SHOPPINGで取り扱いのあるものだけにバナーを設定しました。これにより、購買のUUが110%まで上昇しました

「施策を行う中で、“あれがやりたい・これもやりたい”と次々生まれて細かい検証がしたくなっていきました。」


奥家 沙枝子 氏
株式会社アイスタイル 顧客体験事業ユニット カスタマーエクスペリエンス本部 グロース推進部 APPグロースグループ マネージャー 

アイスタイルの成果:

Brazeを導入した結果、1年間で700本の施策を行うことができました。アプリダウンロードの訴求を、トップページに大きくバナーを掲載する形からポップアップの表示に変更し、短期間で月間アプリダウンロード数210%向上、また特定の商品をLikeした人にのみ、お得な情報を届けることで、特定ユーザーの購買率が200%向上しました。