Brazeの発表


社内に宝の山、眠ってるかも?Amazon Redshift と Brazeを連携、顧客データの発生と利用を一体化させる

Team Braze 作成者: Team Braze 2023/04/26

顧客の期待が高まるにつれ、顧客エンゲージメントを取り巻くデータ エコシステムも変化しています。しかし、この変化は、顧客を理解しようとする多くの企業にとって大きな課題も生んでいます。デバイス、プラットフォーム、チャネルなど、非常に多くのタッチ ポイントが存在し、それらから発生する大量のデータを加工し、整理し、自由に使えるようにするまでには、データの利用可否、発生頻度、信頼性の有無、またそれらを実現する技術やコストなど様々乗り越えるポイントがあります。これらデータの活用度を上げ、活性化させるための重要なテクノロジーとして、多くの企業で、クラウド データ ウェアハウスが採用されています。

Brazeが提供する カスタマー エンゲージメント プラットフォームはデータを柔軟に取り込めるような思想で開発されており、カスタマー エンゲージメントの高度化に向けても、簡単に顧客データの活用ができます。昨年発表した Braze Cloud Data Ingestion (CDI) を利用すれば、選択したデータ ウェアハウスとカスタマーエンゲージメント プラットフォームとをシームレスに連携させ、データを迅速に収集、処理、およびその価値を引き出すことができます。この度、Brazeは、上記のCDIと同じ仕組みを拡張し、さらに柔軟なデータ管理と有効化を支援するように設計された、Braze Alloys テクノロジーパートナーである Amazon Redshift との新しい CDI 統合を発表しました。

クラウド データの取り込みについて

この新しい連携により、Amazon Redshift に格納されたデータを Braze プラットフォームと直接連携させ、さらなるセグメンテーション、メッセージのターゲティング、パーソナライズに活用できます。CDI with Redshift により、選択したスケジュールでプラットフォーム間のデータの同期を可能にします。同期が実行されると、Braze は Redshift に接続し、新しいデータを取り込み、Braze 内の関連するユーザー プロファイルを更新、効果的な顧客体験の提供に活用できます。

クラウドデータ取り込み機能

Braze データ モデルは配列とネストされた属性をサポートするように構築されているため、企業は Braze がサポートするソースから構造化データと非構造化データの両方を簡単に同期でき、面倒なデータ パイプラインの構築に伴う細かな問題を回避できます。これにより、マーケターはより多くのデータをより迅速に入手でき、キャンペーンをきめ細やかに設計し、パーソナライゼーション ツールでデータを活用、あらゆるデバイス、プラットフォーム、チャネルにわたって、顧客が望む付加価値の高い体験を提供できるようになります。

クラウド データの取り込みによる Braze と Amazon RedShift の連携

この新しい連携は、BrazeとAmazon RedShiftとの直接接続です。複雑なコーディングを必要とせずに、いくつかの簡単な手順で、Braze ダッシュボード内で簡単にセットアップできます。連携プロセスは以下の通りです。

  1. Amazon Redshift インスタンスでデータ テーブル パラメータを設定する。

  2. Braze ダッシュボードの [Technology Partners] セクションにある Redshift ページに移動します。

  3. 2 つのシステム間で新しいインポート同期を開始します。

  4. Braze と Redshift の両方からユーザー認証データを提供する。

  5. Braze/Redshift 統合の名前、データ型、頻度を設定します。

  6. 簡単なテストを実行して、連携結果がすべて正常であることを確認します。

セットアップが完了したら、Redshift のデータを活用して、オーディエンスを定義し、パーソナライゼーション設定を進め、電子メール、SMS、モバイルなどのデジタル メッセージチャネルを駆使した応答性の高いキャンペーンを展開する準備ができます。

Braze と Amazon RedShift 連携でできる主なユースケース

Braze と Amazon Redshift を連携させ、顧客との関係を適切にすることで、ビジネス目標を達成に一歩近づきます。以下は主要なユースケースです。

1. データ主導のパーソナライゼーション

Braze と Redshift を CDI 経由で接続することにより、さまざまなタッチポイントからのデータを 1 つの場所に集約、そのデータに対し、効果的な施策を実行することで、カスタマー エクスペリエンスの最適化が可能となります。

たとえば、ゲーム開発・販売会社であれば、店舗、オンライン、コンソール内のマーケットプレイスなどからの様々なチャネルからゲームの購入データを Redshift に集約できます。次に、その購入データを活用し、すべてをトラッキングし、Braze を活用し「最近の購入者」および「最も多くの支出をしている」セグメントに的を絞ったメッセージ配信が実現できます。

2.ライブ顧客プロファイルへのスケーラブルなデータ同期

Braze と Redshift を CDI 経由で接続することにより、データ ウェアハウスとカスタマー エンゲージメント プラットフォームの間でデータ同期させるための開発者のサポートを大幅に削減でき、マーケターが自らエンジニアリング チームに過大な負担をかけることなく、迅速に活動できるようになります。

たとえば、映像配信サービス企業の場合、CDI を有効にして Braze を Redshift に接続すると、Redshift 内のデータを活用し、顧客のプロファイルを更新できます。実際、大規模なオブジェクトの配列であっても、数分で同期でき、顧客エンゲージメント プログラムを実行するためのエンジニアリング サポートを軽減することができます。

3. Redshift のインサイトを活用した効果的なレコメンデーション

Braze と Redshift を CDI 経由で接続することにより、企業は自社内のAWSで管理しているその他のデータやデータとの掛け合わせて、データ ウェアハウスをさらに活用できます。

たとえば、小売業の場合、顧客の過去の購入データに基づく効果的なレコメンデーション エンジンを Redshift で構築できます。このエンジンを利用して、顧客が過去に購入した商品のさカテゴリに基づき、購入の可能性が最も高いカスタム属性を作成できます。これにより、マーケターはそのカスタム属性を利用し、そのカタログ内で別のアイテムに関するキャンペーンや顧客体験の展開が可能となります。

最後に

Cloud Data Ingestion と Amazon Redshift の新しい連携の詳細情報は統合については こちら をご確認ください。






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