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最新のメール事情:YahooとGmailの2024年から導入される新しい配信要件について

Team Braze 作成者: Team Braze 2023/11/16

2023年10月3日、YahooとGmailは、それぞれのプラットフォームでメールを正常に配信するための要件を更新したことを発表しました。この発表は、顧客の受信トレイをより安全に保護し、消費者に最高のメール体験を提供するという両メールプロバイダーの意向に沿ったものです。現在、最善の方法に従ってメールを送信している送信者は、この新しい要件に合わせるために、それほど多くの変更を行う必要はないでしょう。

Yahooは2024年初めに、Gmailは2024年2月1日から変更を実施する予定と発表しました。GmailやYahooの新要件を実施しないメール送信者は、メールの遅延や不達につながるバウンス率の増加、または迷惑メールフォルダに送られるなど、メールパフォーマンスに悪影響を受ける可能性があります。

注:日本のYahoo!メール(@yahoo.co.jp / @ymail.ne.jp)については今回の変更は対象外となります。

更新されたポイントについての詳細を以下にまとめております

適切な設定と認証を確実に行う

YahooまたはGmailのプラットフォームに1日あたり5,000通以上のメールを送信しようとする送信者に対して、両メールプロバイダーは、全てのメールがSPF(Sender Policy Framework:メールの送信元が正しいかどうかチェックする機能)、DKIM(Domain Keys Identified Mail:メールの送信元ドメインに対して電子署名を行い、受信者側で検証することでなりすましやメールの改ざんを検知)、DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance:SPFとDKIMを利用してメールのドメイン認証を補強)で完全に認証されていることを要求するようになります。

現在、Brazeプラットフォーム経由で送信されるメールには、デフォルトでSPF認証とDKIM認証が含まれていますが、今回発表された要件に準拠するためには、送信者が自身でDMARCを設定する必要があります。DMARCは認証プロトコルの次の進化形です。DMARCは、DKIMおよびSPF認証チェックに失敗したメールをどのように扱うべきか、メールボックスプロバイダーに指示を出すのに役立ちます。認証に失敗したということは、他者が送信者やそのメールになりすまそうとしている可能性を示しています。送信者は、メールボックスプロバイダーにメールを拒否したり隔離したりするよう指示を出すことができ、不正なメールについての自動報告を受け取ることもできます。YahooとGmailは、DMARCのp=none設定も受け入れると述べていますが、ドメインが偽装された場合には保護しないことも明言しています。p=none 設定は、メールボックスプロバイダーに対し、認証に失敗したメールに対してアクション(メールを拒否または隔離)を取らないよう指示することを意味しています。

さらに、送信者は、送信ドメインまたはIP アドレスに有効なフォワードおよびリバースDNSレコード(別名PTRレコード)を持っていることを確認する必要があります。

配信停止を簡単に行えるようにする

どちらのプロバイダーも、ワンクリックで配信停止ができるようにすることを要求しており、これはメール本文やlist-unsubscribeヘッダーに明確に表示される必要があります。ユーザーが不要なメッセージから簡単にオプトアウトできるようにすることは、スパム苦情を防止するメカニズムでもあります。スパム苦情を防ぐことは、送信者の評判を守り、意図した受信者にメールをより容易に届けることにつながります。Brazeの送信者は、Eメール環境設定のlist-unsubscribeヘッダー機能を有効にすることをお勧めします。この機能により、すべてのメールに自動的にlist-unsubscribeヘッダーを含めることができます。

ワンクリック配信停止機能やlist-unsubscribeヘッダーを有効にするだけでなく、どちらのメールボックスプロバイダーも、2日以内の配信停止リクエストに対応することを送信者に要求しています。配信停止リクエストに対応するために必要な期間については、世界各国の法的要件によって異なる場合があります。評判を守るためには、できるだけ早く受信者の配信停止リクエストに対応することをお勧めします。

購読者が受信したいメールを送信する

送信者は、購読者が受信したいと思うメールを確実に送信し、スパム苦情を最小限に抑える必要があります。YahooとGmailの両社は、ユーザーの受信箱内のスパムを減らすために、スパム苦情しきい値を0.3% と定めています。このしきい値を超えた送信者は、ブロックされるメールや迷惑メールフォルダに振り分けられるメールの数が増える可能性があります。

スパム苦情は、購読者が「スパム」ボタンをクリックするか、メールをスパムフォルダに移動することで計算されます。

Gmailに送信する場合は、Google Postmaster Toolsに登録して、Gmailから直接スパム苦情率とレピュテーションを詳細に見れるようにしてください。また、Google Postmaster Toolsを設定したBrazeのお客様は、アカウントをBraze Deliverability Centerに接続し、自分のアカウント内で直接レピュテーションを見れるようになります。

メールボックスプロバイダーが、購読者への送信を成功させるための新たな要件を発表するときは、前向きな変化と捉えるべきです。これらの変更は、メールの認証とDNSに重点を置き、購読者が簡単にメッセージの配信を停止できるようにし、本当に受け取りたい購読者にメールを送信することで、電子メール業界を前進させる一助となるでしょう。

Brazeがどのように配信力強化をサポートできるかご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。

この文書は情報提供のみを目的としており、いかなる立場においても法的助言を提供することを意図したものではなく、また、法的助言を提供するものとして依拠することもできません。迷惑メールは特定の法的要件の対象となります。お客様のブランドに固有のすべての適用法、規則、および規制を遵守して電子メールを送信していることを確認するには、法律顧問/規制コンプライアンスチームのアドバイスを求める必要があります。

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